"幻影の守る"〜シーズン17最高2050台・最終200*〜
はじめに
こんにちは。しぐれです。
剣盾発売からはや4ヶ月程度経過しましたが、ようやく重い腰を上げて7世代の構築記事を書きました。(書きかけを長らく放置したのは内緒)
何度かマッチングした方もいらっしゃると思いますがよろしければ目を通して見てください。
メガバシャーモの最後の晴れ姿です。ご覧ください。
パーティ紹介
バシャーモ
バシャーモ@メガストーン
性格:腕白
実数値:175-180-143-*-101-134
技構成:フレアドライブ とびひざげり ビルドアップ バトンタッチ
我がパーティのエース。
申し分ない性能でありながら、環境に殺されている炎・格闘の複合タイプ。
現環境で活躍させるには、逃げバトンを採用しないといけない宿命に囚われた悲しいポケモン。
耐久型hbメガバシャーモ。
Hはみんな大好き16n-1&8n-1の実数値175。
Sは1加速で130族を抜ける実数値134にしている。
技範囲を広く取るため、守るを抜いてとびひざげりを採用した。
この構築の肝となる守るを切ったバシャーモに関する解説を。
守るを切るメリット
技範囲の向上
PGLを確認すると、バシャーモの守る採用率は81.2%である。(2019/11/11現在)
これはメタグロスのアイアンヘッドの採用率69.4%(2019/11/11現在)や、
ギルガルドのキングシールドの採用率78.7%(2019/11/11現在)より高い。
それ即ち、
相手に守るの考慮を強要することができる、
ということである。
守るを採用していなくても、相手はこちらに守るがあるという前提で行動しなければならない。
これが"幻影の守る"の所以である。
これにより、守るを考慮させつつ、技範囲を広げることができるため、バシャーモの単体性能を飛躍的に向上させることができた。
攻撃面のメリット
先述の通り、炎・格闘のタイプ一致2ウェポンを採用することで有利対面で止まる必要がなかった。
例えば、フレアドライブ1ウェポンの場合は
- ヒードランで止まる
- (厚い脂肪)カビゴンで止まる
- 削ることはできても、有利対面で削られてバトン役を遂行できない可能性が出てくる
などのデメリットが挙げられる。
格闘1ウェポンの場合は言うまでもないが
- ゴーストで止まる(+HP半分削られる)
点である。
特に、ミミッキュの皮が剥げないので剣の舞のガン起点になる。
不利対面でないところで最低限活躍させるには2ウェポンというのは必須条件というのが個人的感想であった。
ビルドアップを相手に見せることで、こちらの技構成を
フレアドライブ 守る ビルドアップ バトンタッチ
の1ウェポンバシャーモ偽装も可能なので、カビゴンやガルーラ、(特に)ヒードランといった格闘で抜群が取れるポケモンの居座りを誘うこともできた。
耐久に努力値を割くメリット
耐久ラインの向上から成立する行動範囲の向上
最大のメリットは何よりもまず、耐久ラインが上がることである。
こうすることにより程度の攻撃は一発耐えることができ、行動に幅が広がる。
例えばhbバシャーモVSab剣舞ミミッキュ(ミミッキュz)の対面を想定する。従来のasバシャーモであれば特化フレアドライブを耐え調整により勝ち目がない。
しかし、hbバシャーモであればasバシャーモに比べ行動の幅が遥かに広い。
・初手ミミッキュzの場合
sは抜けているためこちらの初手がビルドアップかフレアドライブかの択になる訳であるのだが
初手フレアドライブを選択していた場合、皮を剥いだ上でミミッキュzを受けても61.7〜72.5%のダメージで済むため、その後からビルドアップ→フレアドライブの流れで相打ちに持ち込める。
初手ビルドアップから選択していた場合、ミミッキュzのダメージが41.1〜48.5%で済むため、フレアドライブ→フレアドライブでミミッキュを処理し、勝てる可能性が高い。
・初手剣舞から入ってきた場合
この対面では正直これを一番考慮しなければならない。剣舞後のA+2のミミッキュzはB+1バシャーモでも82.2〜96.5%と影うち圏内に入ってしまうためだ。よってビルドアップから入ることを前提とする。
・ビルドアップから入る場合、こちらのフレアドライブを考慮すると、もう一度剣舞をすることはできない。そのため確実にミミッキュzを選択する。こちらはもう一度ビルドアップを積まないといけないため、この際のダメージは61.7〜72.5%となる。この後のじゃれつく+影うちは耐えることができない。そのためこの対面は勝つことが難しい。何かしらでお膳立てをする必要性が出てくる。
abミミッキュを例に解説したが、どの様な相手にも通常のasバシャーモに比べて幅広い立ち回りや、耐久無振りを想定した相手の甘えたプレイングを押し付けることができるというのが耐久ぶりの強みであると感じた。
テッカグヤ
テッカグヤ@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
実数値:175-168-124-*-128-104
この構築の秘密兵器。
バシャーモのバトン先のメインとなったポケモン。
スタンダードなバシャカグヤであれば、食べ残しと宿り木、身代わりで相手を嵌めていく型が多い。そんな中、チョッキフルアタテッカグヤに至った理由には以下のものが挙げられる。
ビルドアップの恩恵の高さ
97-101-103-107-101-61
とSを除けば比較的満遍ない数値となっている。
単体で物理アタッカーとして運用するには物足りない種族値だが、タイプ一致メインウェポンが大半のポケモンに威力120を押し付けられるヘビーボンバーである点とビルドアップと組み合わせることで攻防一体のアタッカーが誕生するのではないか?と考えた。
技範囲と突撃チョッキのシナジーの高さ
しかし、防御を上げることが出来ても、特防面を補うことはできない。
種族値の都合、H+BorDに振り切らないと確かな耐久は確立できない。
HDに振り切ると無振り実数値121となりビルドアップで攻撃を上げても抜きエースとなり得る火力には届かない。
そんな痒いところに手が届くのが、私の大好きな持ち物である突撃チョッキである。
突撃チョッキを持たせることで、火力に努力値を割きつつ、特防の実数値は特化252振りを超える数値を再現することができる。
また宿り木守るばかりの印象が強く、注目されないが、テッカグヤの技範囲はゲッコウガと並ぶレベルで広いので、突撃チョッキとの相性も非常に良かった。
カプ・レヒレ
カプ・レヒレ@ミズz
性格:控えめ
実数値:175-*-136-151-150-116
バトン先の2番手。sを削ってガッツリ耐久に回した型。
カバマンダガルドの対抗兵器であったりこご風水zでミミッキュを落とすことが主な役割。
バシャーモ軸でどうしても重くなるカバマンダガルドの並びを1人で半壊させられる性能には感服の一言。
剣舞物理ガルド?知らんな
ポリゴンz
ポリゴンz@ノーマルz
性格:控えめ
実数値:忘れた
技構成:騒ぐ シャドーボール 身代わり 悪巧み
対オニゴーリ兼欠伸カバルドン対策枠。
よく見る受けループ対策型。+4ノーマルzで軌跡ラッキー落とせることを知った時には椅子から転げ落ちた。
読まれてゴーストで透かされた回数は数知れず。
【Special Thanks枠】
終わりに
最後の方は自分で考えた型じゃないため雑になったがこんな感じです。
剣盾でバシャーモでたらまた似たような型を使いたいなぁとか思います。
今更ですが7世代お疲れ様でした!!アローラ最高!!!!!